へんな卵?
いろいろな卵
卵を割ってみると、黄身が2つ入っていたり、血のようなものが付着していたりと、外見からは判断のつかない異常な卵が混入していることがあります。中には少しびっくりするような色や形の場合もあります。こういった異常な卵は「腐っている」と感じてしまうかもしれませんが、卵は相当な時間または温度をかけなければ腐りません。また、腐っている卵は著しい腐敗臭を伴います。
ブラッドスポット
卵黄に赤いものが付着していることがあります。これは「ブラッドスポット」と呼ばれ、 卵が卵管を通過する際に弱い血管や傷つき易い血管などがあると、そこからの出血が卵の中に混ざってしまう場合があります。食べても害はありませんが気になる方は取り除いてからお召し上がりください。稀に大量の血が混ざっている場合もあります。そのような場合は交換・返金の対象とさせていただきますので、お手数ですがご連絡ください。
ミートスポット
木屑のような小片が混入することがあります。これは「ミートスポット」と呼ばれ、プロトポルフィリンという卵殻色素の粒子や、卵黄の膜が集まったもの、または組織片が鶏卵内に沈滞したものです。殻が茶色い卵に多く見られます。食べても害はありませんが気になる方は取り除いてからお召し上がりください。稀に大きな塊が混ざっている場合もあります。そのような場合は交換・返金の対象とさせていただきますので、お手数ですがご連絡ください。
卵白が濁っている
新鮮な卵は炭酸ガスにより卵白に濁りが生じます。炭酸ガスは殻の気孔を通じて徐々に抜けていき、それに伴って卵白の透明化が進行します。卵白が濁っているのは新鮮な卵である証拠です。ただし、炭酸ガスが抜けていない卵は、ゆで卵にすると殻が向きにくい傾向にありますのでご注意ください。
卵黄にシワが寄っている
卵を割った衝撃などによって卵黄の表面の張りが一定ではなくなりシワが発生することがあります。保存による水分低下が原因の場合もありますが、一定割合の卵に認められ、必ずしも古い卵に起こる現象ではありません。
卵黄が2つ入っている
排卵リズムが安定しない産卵初期に多くみられます。1つの殻を作っている最中に卵黄が2つできてしまった場合に発生します。少し得した気分になれます。
みだれ卵
卵黄が崩れて、卵白と混ざった状態の卵を「みだれ卵」といいます。卵黄の膜が非常に弱く、卵白の形成過程で卵黄と混和してしまった卵です。数万個に1個程度の割合で発生します。少しびっくりしますが、腐敗臭がなければ腐っているわけではありません。交換・返金の対象とさせていただきますので、お手数ですがご連絡ください。
保管は冷蔵庫で
卵は、室内で常温保管しても問題ありませんが、冷蔵庫に入れたほうが鮮度は保たれます。冷蔵庫での保管をお奨めしますが、卵の殻が汗をかいてしまうと鮮度の低下につながります。冷蔵庫で冷やした卵を常温に放置しますと殻が汗をかいてしまいますのでご注意ください。 また、冷蔵庫のドアについている卵ポケットは、冷蔵庫の開閉により激しい温度変化がありますので、冷蔵庫内の棚での保管をお奨めします。
ゆで卵がうまく剥けない
新鮮な卵は炭酸ガスの内圧が高く卵白pHが低いため、殻と卵白がくっつきやすく、ゆで卵にすると殻が剥きにくいことがあります。ゆで卵には少し時間が経った卵がおすすめです。殻の丸いほうに画鋲などで穴をあけてから茹でると炭酸ガスが抜けやすくなります。殻がきれいに剥けなくても、味は変わりませんので落ち込まないでください。